工場勤務をしていると、一度は
「このまま続けていて大丈夫かな?」
と考えたことがある人は多いと思います。
給料はなかなか上がらない。
現場は忙しく、残業したい人・したくない人の温度差もある。
評価基準もよく分からない。
僕自身、以前は中小規模(約100人)の工場で、組立・検査の現場管理をしていました。
30人前後の部下をまとめる立場として、
転職していく人・失敗する人の両方を見てきました。
その後、工場から大手メーカーへ転職し、
今は平社員として無理のない働き方を選んでいます。
この記事では、
工場から転職するなら最低限これだけは押さえてほしい「現実的な手順」を
元・現場管理者の視点で本音で解説します。

工場でよくある転職理由は「給料」と「責任」
工場で「辞めたい」と言っていた人の理由を振り返ると、
ほとんどが給料でした。
ただ、よくよく話を聞くと本音は少し違います。
- 現場が忙しすぎて余裕がない
- 体力的に残業がきつい
- それでも生活のために給料は欲しい
- 評価基準が曖昧で納得感がない
特に、管理職やリーダーになると、
**「責任の重さ」**が一気にのしかかってきます。
僕自身、現場管理をしていた頃は、
誰かが休めば、その対応はすべて自分に回ってきました。
「休んでいいよ」と言いながら、
実際には一番休みにくいのが自分だったと思います。
体調が悪くても無理をする。
休めば休むほど後で自分が苦しくなる。
こうした状況が続き、
給料と責任が釣り合っていないと感じて転職を考える人はとても多いです。
工場から転職して失敗しやすい人の共通点
工場から転職していく人を見てきて、
「この人は危ないな…」と感じたケースには、いくつか共通点がありました。
僕は以前、現場管理の立場として退職相談を受ける側だったため、
辞める理由や、その後どうなったかを聞く機会も多かったです。
給料だけを見て転職先を決めてしまう
転職理由の多くが給料なので、
給料を重視するのは当然です。
ただ、給料だけで判断する転職は失敗しやすいと感じました。
例えば、
- 忙しさは今より悪化している
- 人員が足りず、常にギリギリ
- 評価制度が曖昧で先が見えない
こうした職場では、
結局また不満が溜まっていきます。
「給料は少し上がったけど、しんどさは変わらない」
このパターンも本当によく見ました。
転職すれば一気に楽になると思っている
転職すればすべて解決する。
そう期待しすぎるのも危険です。
工場の仕事は、
どこに行っても 大変な部分は必ずあります。
重要なのは、
「何がマシになるのか」
「何は割り切るのか」
を整理してから動くことです。
それをせずに転職すると、
ギャップに耐えきれず後悔しやすくなります。

工場から転職してうまくいく人の考え方
では逆に、
工場から転職してうまくいった人には、どんな共通点があったのか。
僕が見てきた中で多かったのは、
転職を「人生の一発逆転」と考えていない人でした。
転職後の生活を具体的にイメージしている
うまくいく人ほど、
転職後の生活を現実的に考えていました。
- 残業はどれくらいか
- 責任の重さはどう変わるか
- 給料は「安定するか」どうか
「とにかく今より楽になりたい」ではなく、
何が変わって、何は割り切るかを整理している人は強いです。
激安求人を避け、ほどほどを狙う
工場から転職する際、
一番おすすめしないのは激安求人です。
一方で、
「楽そう」「ホワイトそう」だけで選ぶのも危険。
うまくいった人の多くは、
ほどほどにきつくない、現実的なラインを狙っていました。
これは僕自身も、
「昔の自分に言ってあげたいこと」でもあります。
大手で“平”を選ぶという判断ができる
転職後、必ずしも出世を目指す必要はありません。
むしろ、
大手で平社員として安定して働く
という選択が、長い目で見ると楽になるケースも多いです。
実際に僕自身も、
大手に転職してからは、
- 下が休んだら自分が全部対応する、という状況がなくなった
- 休みにくさが大きく減った
- 責任の重さが明確に軽くなった
と感じています。
給料は「一発」より「安定」を見る
正直、月給が一気に跳ね上がったわけではありません。
ただ、
ボーナスや昇給がルール化され、安定したことで、
将来の見通しはかなり立てやすくなりました。
評価が属人化しにくく、
「会社の気分」で上下しない。
これは、
長く働くうえで想像以上に大きなメリットです。
それでも転職したい人へ|失敗しにくい「現実的な考え方」
ここまで読んで、
- 「じゃあ結局、転職しない方がいいの?」
- 「工場から抜けたい気持ちはあるんだけど…」
そう感じた人もいると思います。
結論から言うと、
転職そのものが悪いわけではないです。
ただし、工場転職で失敗しやすい人には共通点があります。
転職で失敗しにくくなる3つの考え方
① 「給料だけ」で判断しない
これは本当によく見てきました。
- 月給が少し上がった
- 時給が良さそうだった
でも実際は、
- ボーナスがほぼ出ない
- 昇給が不定期 or ほぼ無い
- 結果、年収ベースでは大差ない
月給だけ見ると失敗します。
必ず「年収」「ボーナス」「昇給の仕組み」まで見ること。
② 「楽そう」より「安定しているか」を見る
- 忙しくなさそう
- 残業が少なそう
これだけで選ぶと、
- 人が定着しない
- 仕事が属人化している
- 結局しんどいポジションを押し付けられる
というパターンも多いです。
個人的には、
多少忙しくても、ルールと仕組みが整っている職場
の方が、長期的には圧倒的に楽でした。
③ 「転職=人生逆転」と思わない
これも大事。
工場から工場への転職は、
生活が激変することはほぼありません。
だからこそおすすめなのが、
- 本業は「ほどほどに安定」
- 無理に責任を背負わない
- 副業・家計管理・投資で差をつける
という考え方。
実際これだけで、
- 同い年
- 昔の上司
よりも、トータルの余裕が出てくるケースは普通にあります。
僕が「今ならこうする」と思う選択
もし昔の自分に言えるなら、こう言います。
「激安の職場は避けろ
大手で平社員をやりつつ
副業とお金の管理で差をつけろ」
責任を背負い続けて、
休みにくくて、
給料も頭打ちで、
精神的にすり減るより、
余力を残す選択の方が、人生は長く見ると楽です。
まとめ
工場から転職しても、
全員が楽になるわけではありません。
でも
- 激安の職場を避ける
- 大手で平社員
- 余力を残して、副業と資産形成
この選択をすれば、
同世代や元上司より楽になる可能性は十分あります。
次の記事では、
- 工場求人の「見るべきポイント」
- 大手工場の平社員が楽な理由
- 工場勤務×副業×投資の現実
を、さらに具体的に書いていきます。


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