工場の夜勤前は何をして過ごす?答えは「普通に寝る」だけ|1〜2週間で慣れるコツ【オール夜勤2年】

「夜勤の日って、何をして過ごせばいいんだろう」
「昼に寝られる気がしない」

初めて夜勤に入る前、私もそう思っていました。

先に答えを言います。

夜勤前にすることは、特別なことではありません。昼勤と同じで、行く直前まで普通に寝るだけです。

私は高卒で製造業に入り、現役14年。6社を経験し、そのうち2年間はトヨタ系列の工場でオール夜勤でした。5社目では約30人の班をまとめる班長もしています。

この記事を書いた人:こうじ班長。高卒で工場勤務14年・班長リーダー経験ありの工場特化ブロガー。年収・手取りのリアル、転職・キャリアアップ、副業を発信中
この記事でわかること
  • 夜勤前の過ごし方(結論:昼勤と同じでいい)
  • 昼に眠れないときの、現実的な対処
  • 寝ずに行くとどうなるか(眠いだけでは済みません)
  • 慣れるまでの期間は「知っているかどうか」で変わる
目次

夜勤前の過ごし方は、昼勤の日と同じでいい

夜勤と聞くと、何か特別な準備がいる気がします。でも実際は違いました。

こうじ班長

夜勤の日も、普通に8時間くらい寝ています
家を出る1時間前まで寝ていました
夜勤だから寝ない、なんてことはないです

これだけです。昼勤の人が朝まで寝て出勤するのと、まったく同じことをしているだけです。時間帯が違うだけで、やることは変わりません。

覚えておくのはこれだけ

出勤の1時間前まで寝る。しっかり8時間。
「夜勤前だから仮眠だけ」と考えると、かえって足りなくなります。

よく「夜勤前は仮眠を2〜3時間」といった説明を見かけますが、それだと明らかに足りません。8時間働くのに、睡眠が3時間で足りるはずがないんです。

もちろん、生活の都合で細切れになる日もあります。ただ「夜勤だから短くていい」という理屈はない、ということは知っておいてください。

なお、夜勤そのものの雰囲気を知りたい方は、こちらもどうぞ。夜勤をやった人にしか分からない話をまとめています。

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問題は「昼に眠れないとき」です

ここが本題です。「寝ればいい」と分かっていても、昼間に眠れないから困るわけですよね。

正直に言うと、今の私は眠れない日がほとんどありません。眠れるようにする方法を知っているからです。慣れというより、やり方の問題でした。

寝る前に風呂に入る

私がいちばん効いたと感じているのがこれです。

人は体温が下がるときに眠くなります。風呂で一度体を温めておくと、そのあと体温が下がる流れができて、眠りに入りやすくなります。

ポイントは寝る直前ではなく、少し前に入ることです。上がった直後は体が熱いままなので、かえって眠れません。

部屋を「夜」にする

昼に眠れない一番の原因は、単純に明るいことです。

  • 遮光カーテンを使う(隙間から漏れる光も意外と効きます)
  • アイマスクを足す。カーテンだけで足りないときに
  • 耳栓か、生活音を消すもの。昼間は外が動いています

お金をかける必要はありません。光と音を減らすだけで、寝つきはかなり変わります。

帰り道で日光を浴びすぎない

夜勤明けの朝は、外が明るいです。ここで日光をたっぷり浴びると、体が「朝が来た」と判断して目が冴えてしまいます。

帰り道はサングラスをかけるだけでも違います。地味ですが、寝つきに効きます。

それでも眠れない日が続くなら

工夫しても眠れない状態が何週間も続くなら、我慢せず医師や薬剤師に相談してください。睡眠は自己流でどうにかしようとすると、こじれることがあります。
「夜勤で昼に眠れない」と伝えれば、専門家は状況を分かってくれます。

寝ずに行くと、眠いだけでは済みません

ここは、いちばん伝えたいところです。

私も昔は、寝ずに夜勤へ行ったことがあります。若いころは「気合いでいける」と思っていました。

でも、実際に起きたのはこういうことでした。

こうじ班長

頭が回らなくて、正常な判断ができなくなるんです
しかも本人は、正しいことをしているつもりなんですよ

これが怖いところです。自分では気づけません。

そして周りからは「ん?」と思われている。言い方がきつくなっていたり、話が噛み合わなかったり。それが積み重なると、

睡眠不足で本当に失うもの

自然と嫌われて、人が離れていきます。
眠くてつらい、で終わる話ではありません。職場の人間関係が静かに壊れていくのが、いちばん怖いところです。

もちろん、安全面のリスクもあります。工場は機械を扱う場所です。判断が鈍った状態で現場に立つのは、自分にとっても周りにとっても危険です。

寝てから行く。これは根性論ではなく、仕事のうちだと思っています。

慣れるまでの期間は「知っているかどうか」で変わる

「夜勤に慣れるまで3か月」とよく言われます。私の実感は少し違います。

慣れる早さは人によります。ただ、それ以上に大きいのが「夜勤の慣れ方を知っているかどうか」でした。

状態慣れるまで
やり方を知らない(気合いで乗り切ろうとする)長引く。ずっとつらいままの人もいる
やり方を知っている(風呂・遮光・帰りの光)1〜2週間で体が慣れてくる

つまり3か月我慢する必要はありません。ここまで書いてきたことを最初から知っていれば、もっと早く楽になります。

こうじ班長

それと、意外に思うかもしれませんが
慣れたら夜勤のほうがいい、という人は結構多いです

手当がついて給料が上がる。日中の道が空いている。昼間に役所や病院へ行ける。人が少なくて仕事に集中できる。夜勤を選んで続けている人は、実際にたくさんいます。

「夜勤=つらいもの」と決まっているわけではありません。

それでも合わない人はいます

ここまで書いておいて何ですが、工夫しても合わない人はいます。これは体質の問題なので、頑張ってどうにかなるものではありません。

無理を続けないでほしいサイン
  • 工夫しても、何週間も眠れない日が続く
  • 食欲がない状態が長く続いている
  • 休みの日も一日中つぶれてしまう
  • 些細なことでイライラする自覚がある

当てはまるなら、まず体調を優先してください。体を壊してからでは取り返しがつきません。

夜勤を辞めるかどうかで迷っている段階なら、こちらも読んでみてください。

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日勤だけの工場も、思っているよりあります

「工場=夜勤があるもの」と思われがちですが、日勤のみの工場も普通にあります。

食品や医薬品でも日勤専門のラインはありますし、検査・品質管理・生産管理などは日勤中心のことが多いです。

ただし正直に書くと、夜勤手当がなくなる分、月の手取りは下がります。そこは天秤にかけて決めることになります。

今すぐ動かなくても、どんな条件の求人があるかを見ておくだけで、判断材料になります。在籍したまま眺めるだけでも構いません。

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よくある質問

夜勤前は何時間寝ればいいですか?

私は8時間くらい寝ています。昼勤の日と同じです。「夜勤前だから仮眠だけ」と考えると足りません。
8時間働くのですから、必要な睡眠時間も同じだけ必要です。出勤の1時間前まで寝て、支度をして出る。それで十分回ります。

昼にどうしても眠れません。どうすればいいですか?

まず光と音を減らしてください。遮光カーテン、アイマスク、耳栓。この3つで大きく変わります。
そのうえで、寝る少し前に風呂に入ると入眠しやすくなります(体温が下がるときに眠くなるため)。
それでも何週間も眠れない状態が続くなら、医師や薬剤師に相談してください。自己流で長引かせない方がいいです。

寝ないで夜勤に行ってもなんとかなりますか?

おすすめしません。私も若いころにやりましたが、頭が回らなくなって正常な判断ができなくなります。
怖いのは、本人はそれに気づかないことです。周りから見ると言動がおかしくなっていて、それが続くと人が離れていきます。機械を扱う現場なので、安全面のリスクもあります。

夜勤に慣れるまでどのくらいかかりますか?

人によりますが、やり方を知っていれば1〜2週間で体が慣れてくる印象です。
「3か月かかる」と言われることもありますが、それは工夫を知らないまま気合いで乗り切ろうとした場合だと思います。

夜勤の日、起きてから出勤まで何をすればいいですか?

特別なことは要りません。起きて、支度をして、出る。私は出勤の1時間前まで寝ているので、その1時間で準備を済ませています。
強いて言えば、寝る前に風呂を済ませておくと、起きてからの時間に余裕ができます。

夜勤はずっと続けられる働き方ですか?

合う人には合います。「慣れたら夜勤のほうがいい」という人は結構多いです。手当で収入が増える、道が空いている、昼間に用事を済ませられる、といった理由です。
一方で体質的に合わない人もいます。工夫しても眠れない・休日がつぶれる状態が続くなら、無理をしない方がいいです。

まとめ:特別なことは、何もしなくていい

ここまで読んでくださって、ありがとうございます。

この記事のまとめ
  • 夜勤前は、昼勤と同じ。出勤1時間前まで普通に8時間寝る
  • 眠れないときは「風呂」と「光・音を減らす」。それで大きく変わる
  • 帰り道はサングラス。日光を浴びすぎると寝つけない
  • 寝ずに行くと判断力が落ち、自分では気づかないまま人が離れていく
  • やり方を知っていれば、慣れるのは1〜2週間
  • 慣れたら夜勤のほうがいい、という人も結構いる

夜勤の話は「気合い」や「根性」で語られがちです。でも実際は、知っているかどうかの差でしかありません。

こうじ班長

2年間オール夜勤をやって思うのは
きちんと寝れば、そんなに特別な働き方ではないということです

まずは今日、しっかり寝てから行ってみてください。

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この記事を書いた人

元工場リーダー × 現役メーカー勤務

製造業の工場で10年以上勤務。組み立て・検査工程から現場リーダーへ昇格し、大手メーカーへの転職を実現。

「工場から次のステップへ進みたい」「今の環境を変えたい」という現場で働く人のリアルな悩みに向き合うため、このブログを運営しています。

転職の進め方・エージェントの使い方・工場経験の活かし方など、実体験をもとに発信中。

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